【アバイ詩集】君は青空を叩ぎ、育った
- KJ Silk Road 事務局
- Oct 1, 2024
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アバイ詩集・叙事詩・訓戒の書より
君は青空を叩ぎ、育った(詩集1899年)
君は青空を叩ぎ、育った
自信に溢れ、苦労なく、勇気を持って
すばやく伸びゆく
草原を覆う草のように
つらい年月は過ぎ去った
稲刈りの時期もやって来た
つらさも甘さも味わって
心は負けずに鼓動し続けた
心を痛めた悲しみは
顔にもその傷跡を残し
実をたわわとつけた稲穂のように
君の頭も地についた
人は自分の意思で死なない
命尽きぬもののように生きる
魂が死に襲われたとき
人生がどこにあるか、自分はどこにいるか考えよ
今日の身体は、明日の死体
現世は快楽で誘惑する
明日の宿を知らぬ人は
死のために、生まれてきたのだ、考えろ
