【アバイ詩集】威勢良く燃え立つ炎のように

アバイ詩集・叙事詩・訓戒の書より

威勢良く燃え立つ炎のように（詩集1898年）

威勢が良く

燃え上がる炎のような

雷を伴う

豪雨のような

言葉よ

無知な者たちには価値が解らぬ

勇ましく大胆な発想は

鋭い言葉を矛とし

戦い切った

あらゆる手段を尽くしたが、

それでも民衆は

目を覚まさず、恥を知らず

理性で悟った言葉は

心に届かずに、消える

心で感じ取った言葉は

心に留まる

言葉よ、歌になり、詩になり、人々に記憶されたとて、

いつか無に帰すことになるだろう