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カザフスタン

​カザフスタンの文化

スポーツ
スポーツ

カザフスタンはソ連時代、そして独立してからもスポーツがとても盛んな国です。数多くの優れた選手達を世界舞台に登場させていたます。
カザフスタンで人気のあるスポーツや、世界的によく知られている有名選手たちに焦点を当ててみたいと思います。

カザフスタンで人気のあるスポーツ

サッカー

カザフスタンで最も人気のあるスポーツのひとつはサッカーです。ソ連時代、アルマ=アタのクラブ『カイラット』は、ソ連選手権のトップリーグの常連チームでした。1988年ソウルオリンピックにおいて、エフゲニー・ヤロヴェンコはソビエト連邦代表チームの一員として金メダリストとなっています。その際ブラジルが銀メダル、ドイツが銅メダルを獲得しています。また、ソ連崩壊後の1994年、カザフスタンサッカー連盟はFIFAによりアジアサッカー連盟(AFC)に加盟しましたが、元々選手やファンは欧州サッカー連盟(UEFA)への加盟を望んでおり、それを押し切った形でのアジアサッカー連盟への加盟となりました。しかし、アジアサッカー連盟でもW杯への出場権が獲得できなかったことから、選手やファンの不満が募り2001年にアジアサッカー連盟を脱退し、2002年4月には欧州サッカー連盟(UEFA)に加盟しています。

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カザフスタンサッカー連盟 (FSK)のマーク
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また近年はカザフスタンにおいても女子サッカーが発展してきており、カザフスタン女子サッカー代表のアイーダ・ガイステノワ選手が2018年2月21日にロシアのトップリーグでプレイしているクラスノヤルスクの『エニセイ』に移籍しています。この移籍は、カザフスタン女子サッカー史上初の移籍となっています。

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アイーダ・ガイステノワ選手
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ボクシング

サッカー以上に更に「草の根的」にカザフスタンで普及しているスポーツがボクシングです。オリンピック競技のひとつであるボクシングにおいて、カザフの選手たちは堂々たる結果を残しています。ソ連時代からボクシングのメッカとして知られているのが、カザフスタン4番目の都市カルガンダ市を州都とするカラガンダ州の選手たちです。1996年アトランタオリンピックの金メダリストであるワシリー・ジロフ選手や2012年ロンドンオリンピックの金メダリストであるセリク・サピエフ選手、2004年アテネオリンピックの銀メダリストであるゲナディー・ゴロフキン選手といったカラガンダ州のボクシングスクールで育った選手たちは、カザフスタン国内だけでなく、海外でも広く知られています。

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ロンドンオリンピックの金メダリストで現在は政治家でもあるセリク・サピエフ選手

アイスホッケー

アイスホッケーもまた、カザフスタンでは最も人気のあり、伝統のあるスポーツです。特にウスト・カメノゴルスク市は優れたアイスホッケーの選手達の宝庫となりました。その内の一人が、カザフスタンの伝説のアイスホッケー選手であるエフゲニー・パラディエフ選手。彼はモスクワのアイスホッケークラブ『スパルタク』で7年間プレーし、1972年に開催された伝説のソ連対カナダのスーパーシリーズにも参加しています。ソ連の代表選手の一人として3回世界チャンピオンとなっています。また、1976年のインスブルック冬季オリンピックで金メダルを獲得したボリス・アレクサンドロフ選手も有名です。

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ボリス・アレクサンドロフ選手
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自転車競技

カザフスタンでは自転車競技も人気があります。その人気を支える原動力になっているのは、ロンドンで開催された2012年の夏季オリンピック金メダリストのアレクサンドル・ヴィノクロフ選手の存在でしょう。ヴィノクロフ選挙の勝利によってカザフスタンにおける自転車競技の人気は一挙に高まりました。
2006年にはヴィノクロフ選手とダニヤル・アフメトフ首相のイニシアティブで世界強豪プロサイクリングチーム“Pro Team Astana”が結成されました。

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ツール・ド・フランスに参加するPro Team Astana の選手達
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重量挙げ

カザフスタンで最も人気のあるスポーツのひとつに重量挙げがあります。ソ連時代、アナトリー・フラパティー選手が世界的な評価を得ていました。
2008年のオリンピックでは、キジローダ出身のイリヤ・イリイン選手が優勝したことで、独立後のカザフスタンでも重量挙げの競技が盛んになります。イリイン選手は2005年85kg以下級、2006年・2011年94kg以下級、2014年105kg以下級という3つのカテゴリーで4回世界チャンピオンのタイトルを獲得しています。

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そして2012年のロンドンオリンピックでは、イリヤ・イリイン選手、スベトラーナ・ポドベドワ選手、マーヤ・マネザ選手、ズルフィア・チンシャンロ選手が、4つの金メダルを獲得しました。

イリヤ・イリイン選手
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登山

カザフスタンには、登山に適した山脈がたくさんあります。その代表的なものとしては、ハン・テングリ(標高7010m)が挙げられるでしょう。天山山脈の一部であるハン・テングリは世界最北部に位置する7000メートル級の山です。中華人民共和国新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)、カザフスタン、キルギス3国の国境線上(三国国境)にあります。北側斜面はカザフスタンに、南側斜面はキルギスに属しています。

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ハン・テンゲの山頂
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カザフスタンでは大統領レベルで登山の普及が行われており、1995年、当時の大統領であったヌルスルタン・ナザルバエフ前大統領自らが、カザフスタンの名だたる登山家たちとともにザイリスキー・アラタウのアバイ峰(4010m)に登り、カザフスタンの国旗を立てました。

★カザフスタンのオリンピック選手達に関するこぼれ話

​➊

ソ連時代のことになりますが、カザフスタンに最初のオリンピックメダルをもたらしたのは、1960年ローマオリンピックで銀メダルを獲得した陸上競技のグスマン・コサノフ選手でした。

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グスマン・コサノフ選手

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​❷

カザフスタン初のオリンピックチャンピオンとなったのは、1972年のオリンピックで金メダルを獲得したバスケットボール選手のアルザン・ジャルムハメドフ選手です。そして、カザフスタンを代表する最も有名なスーパースター選手といえば1976年モントリオールオリンピックで3種目で優勝した機械体操のネリー・キム選手です。キム選手はタジキスタン生まれですが、生まれてからすぐ両親に連れられてカザフスタン南部のチムケント市に移ります。キム選手の両親は今でもチムケント市に住んでいます。

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ネリー・キム選手

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冬季オリンピックでスター選手と言えば、クロスカントリースキーのヴラディーミル・スミルノフ選手でしょう。スミルノフ選手は1994年リレハンメルで金メダルを獲得したのを始めとして、カルガリー、リレハンメルのオリンピックにおいて4つの種目でそれぞれ銀メダルを、そしてカルガリーオリンピックと長野オリンピックでそれぞれ銅メダルを獲得しています。世界選手権を入れたら合計5つの金メダル、8つの銀メダル、5つの銅メダルを獲っているスーパースター選手です。

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ヴラディーミル・スミルノフ選手
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日本でも大人気のカザフスタン選手といえば、フィギュアスケート男子シングルのデニス・テン選手です。羽生結弦選手の好敵手だったデニス・テン選手は日本にもファンが沢山います。2014年のソチオリンピックで銅メダル、2013年と2015年の世界選手権でそれぞれ銀メダルと銅メダルを獲得しています。

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デニス・テン選手
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​❺

2018年4月、本協会は奈良県橿原市に対しカザフサタンを2020年東京オリンピックのホストタウンに推奨し内閣府よりその認定を得ました。カザフスタン オリンピック委員会の了解を得て、カザフスタン バレーボールチームを橿原市に招待し、着物の体験と橿原市との交流を行いました。下記がその時の写真です。

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